2019年2月28日

はやぶさ2

気がつけば、私立高校入試の当日以来、更新していませんでした。あかん、「1カ月に3日坊主」に逆戻りや。

進学塾だからと、入試に関係する話ばかりを載せていました。でも、それが書く内容を自ら狭めていたんですね。だって、入試ネタって、1年の限られた時期だけだもんね。

これからはいろいろな内容を四方山話として載せていこうと思います。

 

今回は、生徒たちに配付する「はやぶさ通信」に載せた話です。

 

先週、「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」に到着しました。これから数ヶ月の間、「リュウグウ」の表面を探査して、早ければ2020年の年末に「リュウグウ」表面にある物質をサンプルとして持ち帰ってくる予定だそうですね。

前回の「はやぶさ」は、2003年に打ち上げられて、2010年に帰還しました。実は、はやぶさ進学教室の名称は、それにあやかって付けさせてもらったんですよ。

数々の困難やトラブルを乗り越えてミッションを達成する「はやぶさ」の様子は、映画にもなりました。私も映画を見ましたが、「失敗ではなく成果と言いたまえ」というセリフがすごく印象的でした。実在の糸川博士が言ったかどうかはわかりませんが。

失敗には、2種類があります。1つは、全力で準備をしたけれど思うような結果が出なかった失敗。この場合は、全力をつくしたという事実は残ります。失敗した原因を改善することもできるでしょう。つまり、成果と呼べるのです。もう1つは、準備で手抜きをしたために結果が良くなかった失敗。これは何も得られるものがありません。もちろん、成果と呼べませんよね。

わかりやすく、みなさんの勉強に置きかえてみましょう。

「宿題も授業のやり直しもしっかりとやった。でも、つまらないミスをして、テストの点数が良くなかった。」これは、成果と呼べる失敗です。「宿題はいい加減、授業のやり直しもやっていない。なので、テストもできなかった。」これは成果と呼べません。

失敗をくり返して人は成長します。失敗をしない人なんていません。成果と呼べるなら、何回失敗してもかまいません。成果をしっかりと積み重ねて、大きな成功をつかみとりたいものですね。