バタバタとしている間に、10 月も後半に入りました。スーパーやコンビニに行っても、ハロウィン関係の商品が目につきます。数年前ほどの盛り上がりはありませんが、ハロウィンもすっかり季節行事に定着しましたね。ハロウィンが終わると、次はクリスマス、お正月、そして受験シーズン・・・。ああ、忙しい。
今回は、少し前に読んだ脳科学関係の本で気になった「自己実現暗示」という言葉を紹介しますね。
自己実現は、「成功」「目標達成」と同じような意味と思ってもかまいません。それに自己暗示をくっつけたものです。自己暗示とは、「ぼくならできる」「私なら大丈夫」と、自分に言いきかせることです。勉強における試験、スポーツの試合、音楽の発表会などの前、気持ちを集中させるときにする方法です。
自己実現暗示は、目標を達成した後の自分を想像して、自分の気持ちを高めていくという方法です。
たとえば、部屋の片づけ。散らかった部屋の片付けってめんどうですよね。でも、片付いてきれいになった部屋を想像してみましょう。めんどうな片付けに少し前向きに取り組む気持ちがわきませんか。
これには、脳科学的に根拠があるそうなんです。達成した後の気持ちを想像することで、脳の中で「ヤル気を起こす物質」がつくられ、それによって気持ちが前向きになるのだそうです。
宿題をするのがめんどうなとき、宿題を提出して先生にほめられたことや、復習テストで宿題に出ていた問題が正解できたことを想像してみましょう。なんだか前向きな気持ちになりませんか。「先生、宿題やったくらいでほめてくれへんやん」なんて言わずに。一生懸命にやった宿題なら、毎回コメントでほめているでしょ。
6年生は、志望校に合格してその学校に通っている自分を想像してみましょう。「文化祭」「オープンスクール」も多く行われていますので、学校に出かけていって、存分に想像力をふくらませて、前向きな気持ちを作っていってください。
(朝井)